Leptin ELISA「コスミック」 糖尿病関連疾患 | 臨床検査薬(体外診断用医薬品・研究用試薬)の株式会社コスミック コーポレーション
糖尿病関連疾患
Leptin ELISA「コスミック」
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- 医薬品
【本製品の特徴】
・従来法(RIA法)より高感度に血液中のレプチン濃度を測定
・少量の検体で測定可能
・全身性脂肪萎縮症の診断補助手段として世界初の保険収載
【レプチンの臨床的意義】
全身性脂肪萎縮症は、脂肪組織が摂取エネルギー量とは無関係に萎縮し、脂肪組織の減少・消失とともに、重度のインスリン抵抗性、糖尿病、高トリグリセリド血症、脂肪肝等、脂肪萎縮に起因する様々な代謝異常(症)を高率に合併する疾患である。これらの症状は、脂肪細胞から分泌されるレプチンの血中濃度の低下が要因であることが報告されている(参考文献1)。
また血中レプチン濃度は、体脂肪率、体脂肪量と強い正相関を示すことから、脂肪萎縮を定量的に評価できるため、血中レプチン濃度測定は全身性脂肪萎縮症の診断補助手段として有用である(参考文献2)。
【関連動画】
レプチンの臨床的意義や血中レプチン濃度測定の意義について、中尾先生にご講演いただきました。
「脂肪細胞機能とアディポカイン-血中レプチン濃度測定の意義」(別ウィンドウが開きます)
(第93回日本内分泌学会学術総会共催セミナーより)
座長:小川 佳宏 先生(九州大学大学院医学研究院 病態制御内科学(第三内科))
演者:中尾 一和 先生(京都大学大学院医学研究科 メディカルイノベーションセンター)
【製品紹介リーフ】
こちらよりダウンロードください(別ウィンドウが開きます)
監修:小川 佳宏 先生(九州大学大学院医学研究院 病態制御内科学(第三内科))
・従来法(RIA法)より高感度に血液中のレプチン濃度を測定
・少量の検体で測定可能
・全身性脂肪萎縮症の診断補助手段として世界初の保険収載
【レプチンの臨床的意義】
全身性脂肪萎縮症は、脂肪組織が摂取エネルギー量とは無関係に萎縮し、脂肪組織の減少・消失とともに、重度のインスリン抵抗性、糖尿病、高トリグリセリド血症、脂肪肝等、脂肪萎縮に起因する様々な代謝異常(症)を高率に合併する疾患である。これらの症状は、脂肪細胞から分泌されるレプチンの血中濃度の低下が要因であることが報告されている(参考文献1)。
また血中レプチン濃度は、体脂肪率、体脂肪量と強い正相関を示すことから、脂肪萎縮を定量的に評価できるため、血中レプチン濃度測定は全身性脂肪萎縮症の診断補助手段として有用である(参考文献2)。
【関連動画】
レプチンの臨床的意義や血中レプチン濃度測定の意義について、中尾先生にご講演いただきました。
「脂肪細胞機能とアディポカイン-血中レプチン濃度測定の意義」(別ウィンドウが開きます)
(第93回日本内分泌学会学術総会共催セミナーより)
座長:小川 佳宏 先生(九州大学大学院医学研究院 病態制御内科学(第三内科))
演者:中尾 一和 先生(京都大学大学院医学研究科 メディカルイノベーションセンター)
【製品紹介リーフ】
こちらよりダウンロードください(別ウィンドウが開きます)
監修:小川 佳宏 先生(九州大学大学院医学研究院 病態制御内科学(第三内科))
保険点数 | 1000点(2021年6月時点) 保険点数算定にあたっては必ず最新の情報をご確認ください。 |
使用目的 | 血清中のレプチンの測定(全身性脂肪萎縮症の診断の補助) |
製品について
商品コード | F10632101 |
原理 | ELISA |
テスト数/容量 | 96 |
測定試料 | 血清 |
保管条件 | 2~8℃ |
有効期間 | 12ヶ月間 |
キット性能
1.感度試験 | ①標準溶液0pg/mLを測定するとき、その吸光度は0.05以下である。 ②標準溶液500pg/mLを測定するとき、その吸光度は1.00以上である。 |
2.正確性試験 | 71.6pg/mL付近(61~82pg/mL)、182.8pg/mL付近(155~210pg/mL)、261.7pg/mL付近(222~301pg/mL)の管理用検体を測定するとき、その測定値は既知濃度の±25%以内である。 |
3.同時再現性試験 | 71.6pg/mL付近(61~82pg/mL)、182.8pg/mL付近(155~210pg/mL)、261.7pg/mL付近(222~301pg/mL)の管理用検体を5回同時に測定するとき、そのC.V.値は15%以下である。 |
4.測定範囲 | 7.82~500pg/mL |
5.較正用標準物質 | NIBSC(97/594) |
よくあるご質問
Q1.本検査の基準値は? | A1.健康成人619例より設定したレプチンの基準範囲はBMIが18.5≦BMI<25.0の普通体重の成人で男性が0.6~8.9ng/mL、女性1.9~26.6ng/mLです。 基準値は施設ごとに設定してください。 |
Q2.本検査の感度・特異度は? | A2.全身性脂肪萎縮症を対象群、糖脂質代謝異常を非対象群とし、基準値を男性0.6ng/mL、女性1.9ng/mLとしたとき、全身性脂肪萎縮症の疾患感度および特異度は、 男性:感度100%、特異度98.7% 女性:感度100%、特異度95.8% でした。(参考文献3) |
Q3.レプチン濃度が基準値より低い場合、全身性脂肪萎縮症と診断できますか? | A3.全身性脂肪萎縮症以外の痩せでも低レプチン血症を呈する可能性があります。 血中レプチン濃度のみから、全身性脂肪萎縮症を診断することはできません。 測定結果に基づく臨床診断は、臨床症状や他の検査結果と合わせて担当医師が総合的に判断ください。 |
Q4.部分性脂肪萎縮症の診断に使用できますか? | A4.使用できません。(2021年6月1日現在) |
Q5.どこで測定できますか? | A5.2021年8月以降、臨床検査センターにて受託開始予定です。(弊社の受託測定サービスでは取り扱っておりません。) |
Q6.キットは購入できますか? | A6.購入できます。キットの価格・納期等は、下記の「技術問い合わせ」ボタンより、お問い合わせください。 |
参考文献
タイトル | 著者 | 掲載誌 |
---|---|---|
1.最新内分泌代謝学 | 中尾 一和 | 診断と治療社:455-459, 2013. |
2.脂肪萎縮症診療ガイドライン(別ウィンドウが開きます) | 「脂肪萎縮症診療ガイドライン」作成委員会 | 日本内分泌学会雑誌 94(S.September): 1-31, 2018. |
3.ELISA法による血中レプチン濃度測定キット (Leptin ELISA「コスミック」) の基礎的および臨床的有用性の検討 | 小川 佳宏 他 | 医学と薬学 77(5): 767-774, 2020. |
関連情報
タイトル | 著者 | 掲載 |
---|---|---|
全身性脂肪萎縮症診断における血中レプチン検査の運用指針 | 日本内分泌学会 | http://www.j-endo.jp/modules/news/index.php?content_id=119(別ウィンドウが開きます) (2021年5月18日公開) |
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